
ウクライン点滴療法は、天然の植物由来の成分を投与する療法です。この天然成分由来の薬剤は、がんにしか影響を与えないため、健康な身体にはダメージは与えずに治療することができます。
ウクラインの大きな特徴の一つは、他のがん治療の処置と比べて健康なからだにダメージがないことです。ウクラインは、投与後すみやかに主要組織に蓄積してがん細胞のみにダメージを与えます。他の方法では、全身投与した薬剤がからだ全体の細胞にもダメージを与えてしまいます。
健康なからだにダメージがないということは、従来の抗がん剤のような副作用がないということです。これまでの研究により、ウクラインは正常細胞に毒性を示す濃度の数百分の1の濃度でがん細胞を殺すことができることが分かっており、極めて安全性が高いと言えます。
ウクライン点滴療法の特徴
下記の種類の腫瘍に対して効果が期待できます
ウクラインの適用疾患(効果の期待できる腫瘍の種類)
前立腺がん・結腸・直腸がん・膵臓がん・胃がん・乳がん・膀胱がん・卵巣がん・子宮頚がん・子宮体がん・口腔がん・小細胞性肺がん・非小細胞性肺がん・頭頚部がん・精巣がん、様々な肉腫、悪性黒色腫、悪性リンパ腫など。
ウクラインは古くから様々な効果が知られています
ウクライン(Ukrain)は、クサノオウという植物から抽出したアルカロイド成分と抗がん剤として使用されるチオテパを含む、半合成医薬品です。実はクサノオウの成分による抗がん作用については、古くから薬草書に記載されているのです。
クサノオウはケシ科の植物で、道ばたや草地などに生えています。初夏に黄色い花が咲き、茎や葉を切ると橙黄色の乳液が出ます。この乳液にはアルカイドが含まれ、鎮痛作用などの作用があり、世界中で薬草として利用されています。
また漢方では、「白屈菜(はっくつさい)」と呼ばれ、止痛・止咳・解毒の効能があり、胃痛・黄疸・皮膚疾患などに用いられています。民間療法では、湿疹やイボに、生の汁を塗布したり煎じ液で洗浄する治療法が行われています。
ウクラインは、20年以上の研究と実績がある効果的な治療法です
これまでに22か国、58の研究機関で研究されており、以下の効果が報告されています。
ウクラインの抗がん作用については20年以上前から研究されており、現在では主にヨーロッパでがんに代替医療に使われています。実際にがん患者に使用して有効性を示した症例報告や臨床試験も多数発表されています。
例えば、ドイツで行われた前立腺がんに対する臨床試験では、以下のように完全寛解73%、部分寛解22%という結果が得られています。
ドイツにおける前立腺がんの成績
注釈:全ての患者は標準治療(手術・ホルモン療法・放射線)が無効で、癌は再発あるいは進行、選択すべき治療法がないと診断された患者である。患者はウクラインと局所温熱療法の併用を行った。
(B. Aschhoff. Kombinationstherapie mit Ukrain und Tiefenhyperthermie. Krebs-Journal 2003(3):22-26)
より効果的な治療を希望する方へ
このように、ウクライン点滴療法は大きな効果が期待できる治療法です。
さらに他の臨床結果を見ると、高濃度ビタミンC点滴療法との併用により抗がん作用の増強が期待できます。
また他のがん治療法との併用も効果的です。がんというのは、見方を変えるとからだの免疫がうまく機能していない状態です。それゆえ免疫療法とウクライン点滴療法などを同時に行い、効果を見ながらそれぞれの療法を調整して行くという選択肢も可能です。
こちらの動画でも説明しています
ウクライン点滴についてのご紹介動画になります。
治療について
検査は特になく、
診察(説明)→ウクライン投与(1クール10回)
となります。
ウクラインは1分間に5m Lを超えない量でゆっくり時間をかけて投与します。
1回の点滴に4本使用です。所要時間は40〜50分程度。
投与間隔は週2回で5週間くり返します(1クール)
1〜2週間休んでさらにくり返す。
症状により投与スケジュールの変更可能です。
- 1クール(10回)2,200,000円
別途、診察料(2,750円)が必要です。
往診について
ひろいクリニック がん外来では、往診をしております。
対応時間
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日曜日
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料金
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