オゾン療法

医療用オゾンで採取した血液の酸素を最大限に増やし、きれいに浄化された新鮮な血液を体内へ戻すのがオゾン療法です。

息切れしにくくなり、病気にかかりにくい身体になります。エリザベス女王の母君“クイーンマム”をはじめ、健康のためにヨーロッパで広く行われている治療法です。

定期的にオゾン療法を行い、血液をオゾン化させることで体の酸素量を増やし、免疫機能を向上してくれます。血液の中の酸素が増えるので息切れしにくくなり、免疫により病気が治りやすくなり、再発の予防や老化防止にも効果があります。

健康に自信がなくなった方だけでなく、もっと健康になりたい人や、スポーツが職業のアスリートもオゾン療法を受けています。当クリニックで体験された方の声をご紹介します。

治療の手順

実際の治療では、まず100ml前後の血液を採取します。そして医療用オゾンを血液に加えたあと、活性化された血液をそのまま戻します。このオゾン療法は、1957年にドイツでオゾン発生器が開発されて以来、ヨーロッパでは広く認知されてきた方法です。

オゾン療法の大きな作用として、

  • 体内の酸素化
  • 免疫機能の向上
  • 細胞の活性化

の3つがあります。

血を抜いて戻すというと、不安に感じる方もいるかもしれません。だからこそきちんとした病院で受ける必要があるのです。

健康を取り戻したり、老化予防が目的の方は、月に1~2度の治療を受けることで効果を維持できます。
また、既に健康な方でもより効果的に身体を維持することができます。ちょっと変わったところでは、ボディビルダーの方も来院されています。酸素が身体中に行き渡るため、効果的にトレーニングができるようになるようです。

日常生活からスポーツまで、様々な方に効果のあるオゾン療法のご相談は、当クリニックにご連絡ください。

副作用、その他の特記事項

当クリニックではこれまで重篤な副作用は見受けられておりせん。しかし、以下の副作用が起こる可能性があります。

使用する以下の抗凝固剤による副作用ヘパリンナトリウム(重大な副作用(頻度不明))

  • ショック、アナフィラキシー
  • 出血
  • 血小板減少、HIT等に伴う血小板減少・血栓症

クエン酸ナトリウム

  • しびれ

未承認医薬品等であることの明示、入手経路等の明示

本治療に用いる未承認医療機器は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。
日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。
未承認医療機器についての情報「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご覧ください。

国内の承認医薬品等の有無の明示

本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません。

諸外国における安全性等に係る情報の明示

本治療に使用するオゾン発生機、その専用器具は、EU内における医療機器として認証されたものです(認証年月日:1993年6月14日)。

本治療の代表的な書籍とされている「オゾン療法 第2版」によりますと、以下の記載がされています。
オゾン療法は「大量自家血オゾン療法」または「自家血オゾン療法」と表記されています。

第7章(オゾンの潜在的な毒性:オゾン療法の副作用および禁忌)より
1. ドイツ,オーストリア,スイス,イタリアで数百万回の自家血オゾン療法セッションが行われた後にも,重篤な急性または慢性の副作用や癌の発生率の増加は報告されていない.
2. これまでのところ,我々の実験データと臨床的エビデンスは何らリスクを示していない.Jacobs(1982)は,オゾン療法に考えられる全ての悪影響について慎重に調査した.オゾンは「毒性」で知られているにも関わらず,その発生率はわずか0.0007%であり,医薬品の中でも非常に低い値となっていた.
3. コネリアーノ(ヴェネト州)の病院に長く勤務してきた非常に几帳面なオゾン療法士であるGiuseppe Amato医師は,自家血オゾン療法による治療を数年間受けた患者1,000例で軽度の副作用しかなく,後遺症はなかったことをヴェローナ議会(1999)で報告した.
4. シエナ大学病院での我々の経験も重要である.我々は1995年以来,大量自家血オゾン療法を加齢黄斑変性患者で約8,000回,線維筋炎患者で約100回(~その他の投与方法は省略 ~)をしてきている.(~略~)2000年6月から2004年3月まで我々は,新しい無毒なシステム(ガラス等)と血液に対して正確な量の3.8%クエン酸Na(用量で1:9,又は25~225mL若しくは例外的に30~270mL)を使用し,オゾン濃度を緩やかに増加(通常10 μg/mLから60μg/mLまで)させるようにした.上に述べたすべての副作用はみられず,他の副作用も生じなかった.さらに,アレルギー様の不耐性も観察されなかった.

よくある質問

血液を抜いてまた戻すというのは、危険じゃないですか?

滅菌されたボトルに血液を抜き、オゾンを混ぜたのちに同じボトルから戻すので、ご自身の血液が外部のものと触れることはありません。そのため、感染症の心配もありませんので安心していただいて大丈夫です!

オゾンは人体にとって猛毒だと聞いたことがあるのですが・・・血液にオゾンを混ぜ込んでも大丈夫なのですか?

はい、全く問題ありません。
赤血球の2,3-DPGを上げるのでO2運搬能が改善し、末梢の虚血部に酸素を供給しやすい状態にします。

白血球に関しては、インターフェロン-γやサイトカイン系を活性化します。

血小板については、オータコイドと成長因子の放出、血小板凝集抑制反応によって、血液の流動性を高める効果を引き出します。

こんな方におすすめです

  • 辛い冷え性、頭痛、低血圧でお悩みの方
  • 慢性的な疲労を感じる方、疲れが取れない方
  • コレステロール値が気になる、高脂血症、尿酸値が高いという方
  • 肝炎など肝臓の病気でお悩みの方
  • 慢性関節リウマチ、頸椎捻挫、腰痛などの症状でお悩みの方
  • 脳梗塞、心疾患、動脈硬化、がん予防をお考えの方
  • 美白・美肌効果、いつまでも若々しさを保ちたいという方