当院にて高濃度ビタミンC点滴療法を行った女性の悪性リンパ腫が、3カ月で縮小しました。
高濃度ビタミンC点滴療法はがんの成長を抑え、抗ガン治療に効果的という研究結果をご紹介(内容はこちら)してきましたが、腫瘍にしてもリンパ腫にしても同じように、糖質制限しながらビタミンCを与えることで効果が出ます。
75歳・女性の方です。
黒い●で見える気管より前の部分がリンパ腫で、3カ月ほどの期間で、この部分が大幅に小さくなっています。
3ヵ月間でビタミンC50gを41回処方しました。糖質制限も同時に行っています。
脳腫瘍やリンパ腫など、がんの原因となるのは上皮の細胞です。
こうした病気はどれも、糖分を控え・ビタミンCを入れ・免疫療法を行うことで効果があります。
上皮とは、皮膚の表面や消化管の粘膜の一番内側の層などの部分で、上皮を作っているのは上皮細胞という細胞です。
体中のどの細胞であっても、その細胞の一部が上皮細胞からできているため、身体のどの部分であっても全部上皮の成分があります。脂肪でも血管と接続する部分に上皮細胞が関係してきます。神経であっても同じで、神経を包んでいるさやの部分が上皮細胞になります。
この上皮細胞に障害が持続すると腫瘍になります。
がんの栄養は糖分で、糖があると成長します。
これが原因で起こる病名は様々で、身体のいろいろな場所で発現するため別の病気のように感じるかもしれませんが、「がん」と呼ばれるものだけでなく、下記のものは全て上皮由来で起こる病気です。
・脳腫瘍 ・悪性リンパ腫 ・軟骨肉腫
・脂肪肉腫 ・神経芽腫
原因が同じ病気と言うことは、同じ方法で治療することができます。
栄養分である糖分を控え、代わりにビタミンCと与え、NK細胞療法などの免疫療法で効果が得られます。
悪性リンパ腫や、上で並べた病気の方には、ビタミンCと糖質制限をおすすめします。
詳しくは、当クリニックまでお問い合わせください。
高濃度ビタミンC点滴療法については、こちらのページもご覧ください。
この療法の副作用・注意点について
※ 高濃度ビタミンC点滴療法は、自由診療(自費診療)となっております。
※ 高濃度ビタミンC点滴療法には重大な副作用はありませんが、稀に血管を刺した部位の痛み・頭痛・吐き気などの症状が起きることがあります。その多くは、点滴速度を調節することで解決できます。