高濃度ビタミンC点滴療法

高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの成長を抑え、抗ガン治療に効果的という研究結果が発表されました。

「高濃度のビタミンCはがん細胞を殺す」という論文で、2005年にアメリカ科学アカデミー紀要に発表されたものですので、学術的に信頼度の高いものです。

高濃度ビタミンC点滴療法ががんに効果的な理由は、以下の2つです。

理由1:ビタミンCは、がんの栄養と構造が似ている

ガンの栄養は、糖分です。がんは糖分(ブドウ糖)が大好きで、糖があると成長します。
そして、ブドウ糖とビタミンCは、実は構造が似ています。

これは構造式といって、物質が何でできていて、どういう構造をしているかを表したものです。Oが酸素、Hが水素、Cが炭素です。

見てもらうと分かるように、

  • ブドウ糖 = 5つのOH と 1つのO
  • ビタミンC = 5つのOH と 1つのO

があり、似たような構成となっており、さらに物質の重さも同じため、がんがブドウ糖とビタミンCを区別できません

がんの方がからだから糖分を減らし、代わりに大量のビタミンCを入れてやると、ガンが糖分とだまされてビタミンCを取り込んでしまいます。しかし、ビタミンCではガンは成長することができません。

ブドウ糖は1gにつき4kcal、ビタミンCは0kcalです。
そのため、糖の摂取を抑え、ビタミンCを与えてやることで、がんは弱っていきます。

理由2:がん細胞を破壊する物質が作られる

高濃度のビタミンCを体に入れると、過酸化水素(H2O2)という物質ができます。

がん細胞の多くは、この過酸化水素によりダメージを受けますがんの表面がダメージを受け、抗がん剤が入りやすくなり、免疫細胞が働きやすくなります
免疫細胞は体内の異物を排除するものなので、いずれの場合もがん細胞が破壊されます


そもそもがんの中心には最初にできたがん細胞がありますが、爆発的に増殖する過程で遺伝子がどんどん変化していきます。そのため、がんの中心と外側のがん細胞では、遺伝子配列が違う細胞になっています。
従って、成長したがんは外側に行くほど元とは違う細胞なのですから、当然薬の効きも悪くなってしまいます

高濃度ビタミンC点滴療法によりがんを弱らせ、元のがん細胞を露出させ、発生した過酸化水素によりがんを破壊することでがんを成長させない、というのがビタミンC療法の原理です。
悪性リンパ腫が週2回の高濃度ビタミンC注射を続けることで寛解状態になったケースもあるほど、効果的な治療法です。

こちらの動画でも説明しています

高濃度ビタミンC点滴療法によるがん治療の理論的な背景にも触れています。


高濃度ビタミンC点滴療法 料金表

  • 25G15,000円(税込)

※ 高濃度ビタミンC点滴療法は、自由診療(自費診療)となっております。
※ 別途、診察代(¥2,500+税)が必要になります。詳しくは、電話でお尋ね下さい。


効果的ながん治療をご提案します

このように、がんは糖分(ブドウ糖)が大好きで、糖があると成長してしまいます。しかし高濃度のビタミンCを摂取することでがんの成長が抑えられ、抗ガン治療に効果的という研究結果がでています。

ひろいクリニックでは、高濃度ビタミンC点滴療法に糖質制限を加えた効果的ながん治療を提案しています。この治療により、実際にがん(悪性リンパ腫)が縮小している患者様がおられます。⇒ こちらの記事をご覧ください
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