自家がんワクチン療法とは?
自家がんワクチン療法は、ご自身の手術で摘出されたがん組織(約2g)を活用し、細胞障害性T細胞(CTL)を活性化するオーダーメイドの免疫療法です。
理化学研究所や大学での基礎研究および臨床試験を経て開発されており、再発抑制や進行制御をめざして行われます。
「がんは切っても捨てない」— 手術で得たがん組織を、再発予防のための“武器”として活かします。今後手術予定のある方は、主治医に標本(ホルマリン固定またはパラフィンブロック)を残す相談をされることをおすすめします。
特長
- ご自身由来のがん組織を使った完全オーダーメイド治療
- 悪性がん抗原の多様性を網羅できるため、高い特異性と安全性が期待されます。
- 入院不要で、外来通院が中心の身体に優しい治療です
- 抗がん剤や放射線治療と併用可能で、標準治療への補助にも適しています
- オプジーボ点滴とあわせると相乗効果があがったと発表があります。

治療の流れ
- 医師による事前相談・診察
- 摘出がん組織のご提供(必要量:約2g)
- ワクチン作製(約1週間)
- 皮下注射(通常3回コース)
- 通院による経過観察とフォローアップ
副作用について
自家がんワクチン療法では、これまで重篤な副作用は報告されていません。身体への負担は軽く、通院による免疫補助療法として適しています。
- 注射部位:赤み・腫れ・かゆみ・熱感・硬化・小水疱
- 全身症状:発熱、悪寒、倦怠感
いずれも一過性で軽度な症状です。医師が経過を丁寧に確認しながら、安全に実施します。

治療費用について
本療法は自由診療(保険適用外)です。
料金は患者様の状況や治療プランによって異なります。
ワクチン3回分 1,650,000円
- 一括でのお支払いをお願いしております
- ワクチン作製依頼後の中止による返金はできませんので、ご了承ください
- 別途、都度診察料 2,750円(税込)が必要となります
詳細につきましては、お問い合わせのうえご確認ください。
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